榊原さんメキシコ特集
2025.03.05
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¡Vamos a México!
執筆:GFG中部青年部長 榊原一輝
皆さんはメキシコにどういうイメージをお持ちですか?
私は昨年の8月よりメキシコのケレタロ州に仕事のため赴任しておりますが、それまでは「サボテンやテキーラ、陽気な音楽」などの良いイメージよりかは「麻薬や犯罪」などの危険な国というイメージを持っていました。今回、私がメキシコでの生活で知ったことや感じたことを皆さんにお話ししたいと思います!
Security (治安)
実際に来てみたらびっくり!!私が住むケレタロ州と言うエリアは、比較的安全で子供も公園で遊ぶことができます。しかしメキシコなのか?私が住むマンションの入り口には門があり、警備員が何人も駐在しており、周囲は高い壁+有刺鉄線で厳重な管理がされています。マンション内はゴミ1つなく、遊具やプール、ジムもあり快適に過ごせています。警察もたくさん巡回しています。とはいえ、金目の物を置いて車から離れれば車上荒らしが起きたり、隣接する州では凶悪な犯罪ニュースも聞くので、深夜の行動を控えたり、安全なエリア内で生活するようにして、日本よりは様々なことに注意する必要があります。

自宅のセキュリティー

公園風景
Climate (気候)
3月には日中30度を超える日もあります。年間を通しても温暖な気候で、空気もカラッとしているので不快感もなく非常に過ごしやすいです。しかし空気が非常に乾燥しているので日本では感じることができないほどの強い静電気に悩まされています。標高は1,800メートルくらいなので、環境に慣れるまでは高山病になる人がいたり、睡眠が浅くなったりします。日差しも強く天然日焼けサロン状態なので、私も真っ黒にやけております。(笑)
Food(食事)
食事は、ミネラルウォーターを使って自炊したり、たまに外食したりしています。 スーパーの野菜や果物は基本的に量り売りです。お肉は分厚くて使いづらいのですが、お肉屋さんで『しゃぶしゃぶ』と言うと薄切りにしてくれます!(日本人が多いので覚えてくれたようです)
市場(メルカド)に行けば、様々な魚・野菜・果物を発見できます。またメキシコはお肉が有名なので、週末になれば駐在員の家やローカルスタッフの家でBBQを楽しんでいます。
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市場(野菜・果物)
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市場(魚)
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BBQ風景(左か2番目:私)
Prices(物価)
一番驚きました。私は安いと思い込んでおり、妻も「メキシコ=物価が安い」イメージのため、毎月の生活費が高いのはなぜ?と毎月問い詰められます。(笑)実際、日本の2〜3倍か、もっと上です。オレンジジュースは600〜700円します。日本食材店があり日本の調味料を購入できますが、キューピーマヨネーズは1,200円ぐらいと高級品のため、なかなか手が出ません。(泣)しかし、日本ではなかなか手が出せない果物がお値打ちに手が入るという良いところもあります。

キューピーマヨネーズ
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マンゴー(約150円)
Traffic(交通)
メキシコは車社会です。ご想像の通り?運転は荒いです。中心街以外に信号がほとんどなく、Uターン専用レーンがあり、迂回する必要があります。
横断歩道もないので、命がけで横断する必要があります。 私の住むエリアは安全だとお伝えしましたが、会社があるエリアは危険なため、社用車には緊急ボタンが付いており、会社に連絡がいくようになっています。押すことがないことを祈っていますが…。
Work Style(仕事)
就業時間は8時から5時半ですが、朝食休みと昼食休み、たまにおやつの時間もあります。不定期に始業前にアルコールチェックだけでなく、マリファナチェックもあります。
全社員でのクリスマスパーティーや誕生日にはオフィスの席に装飾を施したりと、日本では考えられない行事も。
メキシコ人はお酒が大好きで、お酒を飲むために仕事をしています。飲み会の日は仕事そっちのけで終業時間前に仕事を切り上げ、最低でも6時間以上と長期戦です…。ときにはマリアッチ(音楽隊)が来て、陽気な音楽をバックにみんなで踊ったり、テキーラを飲んだり、日本の飲み会とは一味違うのもメキシコの醍醐味かと思います。
メキシコ人はとても陽気でフレンドリーなので、毎日楽しく仕事をしています。

クリスマスパーティー
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飲み会風景(後方マリアッチ)
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飲み会風景(踊りすぎて次の日は筋肉痛)
Sightseen(観光)
グアナファト:ケレタロ州から車で約2時間。ピクサー映画のリメンバー・ミーの舞台と言われています。カラフルな家がたくさんあって、昼も夜も素敵な景色を楽しむことができます。
またマリアッチ(音楽隊)が街中で音楽を奏でているので、メキシコの陽気な雰囲気を全身で味わうことができます。
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街並み(昼間)
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街並み(夜)

街中
カンクン:メキシコのリゾートと言えばカンクン。世界中からたくさんの人が集まりますが、メキシコに駐在している人も休暇に遊びに行きます。ケロタロから飛行機で約2時間半。このエリアでは、メキシコペソだけではなく、USドルも使うことができます。ここでも、やはり物価は高く、家族で食事をしたら普通のレストランでも2万円ほどします。そしてなんといってもオススメなのは、滞在中に飲み食べ放題のオールインクルーシブのホテルに泊まることです。です。レストランがいくつもあり、気分に合わせて食事を楽しめ、プールに入りながらビールを飲むこともできます。またカリビアンブルーの海を前に朝食を!!最高のバカンスと言えるでしょう。

カンクン風景
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プールサイドでビール(セクシーショット)

カリビアンブルーの前で朝食♪

新鮮なシーフード料理
Event(行事)
メキシコで最も大切にされるのが死者の日です。11月1日~11月2日の2日をメインに行事を行います。亡くなった方の魂をお迎えする行事になります。メキシコ版のお盆を想像してもらえると、わかりやすいと思います。当日は、お墓や祭壇をロウソクやマリーゴールドのお花で飾りつけを行い、「亡くなった家族への愛と敬意を示す」お祭りです。
当日街中へ行けば、パレードやイベントが行われ、メキシコの伝統行事に触れることができます。

飾りつけされた祭壇

街中には仮装をした人も沢山います
Fishing(釣り)
メキシコに来て、何よりも残念なのは釣りができないことです。メキシコのロスカボスという地域は、通称【カジキの聖地】と言われ、トローリングフィッシングが非常に盛んだそうです。しかし私の住んでいる場所からは飛行機で約2時間のため、簡単にいくことはできません。また住まいは内陸部のため、近場の海に行くにも車で約10時間。噂ではバス釣りができる池が近所にあるとは聞いていますが…。
近所に唯一の釣具屋を発見しましが、品揃えも少なく、がまかつ製品を見つけることはできませんでした。(泣)
私は大好きな磯釣りをすることを楽しみに、赴任の満期を終えるまで釣りは我慢します!

釣り具を見れて少しリフレッシュ