日程:2025/11/09(日)
場所:京都府 天橋立
魚種:キス
11月9日(日)、本年度最後となる投げ釣り親睦会を京都府宮津市の天橋立にて開催しました。審査は「キスの3匹長寸」および「他魚の部」で行いました。
午前6時の集合時間を待たずに多くの参加者が顔を揃え、事前の参加確認を済ませたあと、柏木一夫事務局から点呼と競技内容の説明が行われました。
そのあと、スタート合図とともに各自思い思いのポイントへと向かいました。小天橋を渡って右手に進む組と、大天橋を渡ってさらに先へ向かう組に分かれ、おおよそ半々といった様子でした。
私は後者の大天橋を渡り、先にある少し大きめの休憩所を目指すことにしました。
その途中、関根盛人さん、北陸支部の西向雅之さん、佐藤宏衣さんらの姿もあり、休憩所先の一本目の突き出たポイントで竿を出してみることにしました。同ポイントでは、すでに梅本宗義さんが竿を出しておられ、がま投げ競技SPⅡ30号に固定天秤25号、F1キス8号4本鈎仕掛け、エサは石ゴカイを鈎先2cmほど垂らした状態で、まずは3色付近へ近投してスタートしました。
ところが、アタリはなく素鈎のまま。5~6色付近も狙いましたが、変化はなく、遠投して少し落ち込んだポイントでも同様でした。
近くで竿を出していた北陸の西向さん、佐藤さんも早々に移動され、例年と違う状況に苦戦の様子。この夏の猛暑の影響か、例年キスがついているポイントにも姿は見られませんでした。
海面を見ると、点在していた海藻の黒い影が減り、砂地が増えた印象でした。藻際に潜んでいたキスも散っているようでした。
8時過ぎには審査場所方面へ釣り歩きながら他の参加者にも声をかけましたが、どこも同様に海藻やアマモ類が減少しており、魚影は薄いとのこと。
最終的に、海水浴場の水道筋で竿を出すことにしました。大天橋際では、北陸の西向さんと佐藤さんが奥のポイントから戻られ、9時頃から竿を出しておられました。
西向さんがアドバイスを送り、佐藤宏衣さんが良型のキスを釣り上げた時には、周囲も驚きの声。遠目にはセイゴかと思うほどのサイズでした。
同ポイントは、かつて雨・風の中で関根義郎君(当時小学4年生)が優勝した場所でもあり、阿蘇海からキスが回ってくる有効ポイントであることを改めて実感しました。
一方、小天橋先のポイントでは柏木一夫さんが近投で数釣りをされており、こちらも阿蘇海から回遊してきたキスが見られたようです。
私は海水浴場先端で強いアタリを感じたものの、鈎外れとなり、そのまま検寸場所へ戻りました。
結果として、多くの参加者がキスの顔を見ることができず、他魚の部もチヌ・ヘダイが20~30cmクラスとやや寂しい釣況となりました。
しかし、北陸支部・中国支部など遠方からの参加もあり、親睦を深める有意義な一日となりました。貧果ながらご参加いただいた皆さまに感謝申し上げます。
来年度は日程などを見直し、より良い会となるよう検討してまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(報告者:GFG関西投げ釣り部部長 野間 弘)
| 順位 | 氏名 | 釣果 |
|---|---|---|
| 優勝 | 佐藤 宏衣 | 26.1cm / 17.2cm / 16.7cm 計:60.0cm |
| 準優勝 | 西向 雅之 | 19.8cm / 19.2cm / 18.5cm 計:57.5cm |
| 3位 | 猪谷 文信 | 19.5cm / 18.8cm / 18.5cm 計:56.8cm |
| 4位 | 福田 紀一 | 19.9cm / 17.8cm / 17.6cm 計:55.3cm |
| 5位 | 柏木 一夫 | 20.6cm / 17.6cm / 16.6cm 計:54.8cm |
| 順位 | 氏名 | 釣果 |
|---|---|---|
| 優勝 | 岡野 英夫 | チヌ 29.5cm |
| 準優勝 | 藤岡 克典 | チヌ 26.6cm |
| 3位 | 山本 満 | チヌ 22.6cm |
| 4位 | 野間 弘 | ヘダイ 22.0cm |
| 5位 | 5位 舩岡 要次 | ヘダイ 21.5cm |
| 6位 | 5位 野瀬 昌久 | ヘダイ 21.5cm |
| 7位 | 5位 角南 博行 | ヘダイ 21.5cm |
<優勝者:佐藤宏衣さんの談>
この夏に福井県で開催されましたGFG投げスペシャルイベントでお会いした縁で、北陸支部から仲間4人で参加させていただきました。
あいにくの雨模様でしたが、競技説明が終わると、わいわい楽しそうに皆さん思いのポイントに向かっていきました。
私自身、2回目の天橋立。せっかくなので竿の出したことのない大天橋中間でスタートすることにしました。意気込んでみましたが、キスの顔を見ることなく、奥までたどり着いてしまいました。
しかし、諦めないで次なるポイント小天橋に戻ることにしました。戻りながら、皆さんに状況をお聞きすると、他魚は釣れてもキスは釣れないとのこと。
そんな中、猪谷さんに声を掛けると、「ここ釣れてるから一緒にやろう」と言っていただき、3匹のキスを揃えることができ、一安心。
続けて、大きなアタリがあり、錘がギュンと走ったので外道かなと思って慎重に回収すると、大きなキスでした。
思わず、そこにいたみんなで「でかっ!」と叫んでいました。この1匹が26cmを越えて優勝することができ、GFGに入会した時からの念願だった優勝の盾をいただくことができました。
GFG関西の役員の方々、参加された皆様ありがとうございました。また来年も参加したいと思います。